2004年12月21日
昨年の有馬記念を振り返る【勝ち組の勝利指針】
競馬メルマガ 【勝ち組の勝利指針】 発行者の勝ち組です。
今週は2004年競馬の最後を飾る有馬記念ですね。
まずは昨年のレースの予想、そしてレース回顧を読む事で今年の有馬記念へのイメージを鮮明に思い浮かべられるようにしたいですね。レースをイメージ出来るようになると、上位に来る馬が見えてくるようになり、自然と的中に繋がっていくものです。
昨年のレースだから・・・と軽視せずに、じっくりと見返してみる事も大切な作業だと思います。
それでは昨年の有馬記念の予想解説文とレース後の回顧です。
2003年有馬記念
☆中山9R 有馬記念(グランプリ) G1 芝2500m 発走15:25
◎ 6.タップダンスシチー
○ 8.ザッツザプレンティ
▲12.シンボリクリスエス
△ 3.リンカーン
△ 2.ゼンノロブロイ
△10.アクティブバイオ
タップダンスシチーとシンボリクリスエスはどちらが能力が上なのか?タップダ
ンスシチーはジャパンカップで見せたようにラップを緩めずにスピードの持続力
を武器に後続に脚を使わせるという非常に隙のないラップで逃げる事が出来る、
最近では非常に珍しいタイプの馬で、この馬が先手を取った場合には切れ味勝負
の馬は追走に脚を使ってしまうためにいつもの末脚を使えないレースが多く見ら
れた。そういった意味では切れ味勝負が持ち味のシンボリクリスエスにとっては
最大の難敵と言える相手である。昨年の有馬記念は逃げるタップダンスシチーを
わずかに1/2馬身差交わして栄冠を手に入れる事が出来たが、昨年はシンボリ
クリスエスは55キロとタップダンスシチーとの斤量差が2キロあった。しかし
今年に入り同じ58キロを背負って戦った2戦はともにタップダンスシチーの後
塵を拝しているという現実を冷静に見比べてみるとタップダンスシチーの方がシ
ンボリクリスエスよりも強いという事実が浮かび上がってきた。現在の馬場状態
を考えると前はそう簡単に止まらないはずで、昨年と同じように残り1000m
からのロングスパートをかけられればシンボリクリスエスの追撃を完封出来ると
判断した。今回は積極的にタップダンスシチーを捕まえる競馬をすると考えられ
ているザッツザプレンティとシンボリクリスエスが相手本線。持久力という面で
はステイヤーとしての資質が高いザッツザプレンティが直線でシンボリクリスエ
スを競り落としても何ら不思議はない。瞬発力勝負では分が悪いが今回はそうい
った流れにはなりそうもなく、タップダンスシチーが速すぎるスパートをかけれ
ばザッツザプレンティの逆転の目があってもおかしくない。いずれにしてもタッ
プダンスシチー、ザッツザプレンティ、シンボリクリスエスの3頭の競馬が濃厚
と考えている。
連下と言うよりも3着争いとなりそうな感じもあるが、スタミナの要求された今
年の菊花賞で好走したリンカーン、ゼンノロブロイもうまく流れに乗れれば通用
してもいい。究極の穴馬として注目しているのはアクティブバイオ。前走のジャ
パンカップではバテバテになりながらもシンボリクリスエスとわずかに0.2秒
差の5着と踏ん張り、現在の充実ぶりが伝わってくる内容だった。ばてても最後
まで踏ん張って3着までに粘り混んでくれれば、高配当は間違いないところ。武
幸四郎騎手の頑張りに期待したい。
【馬連】◎からの流しと○−▲の組み合わせ
【三連複】上記馬のボックス(計20点)
【馬単】推奨なし(購入するならば◎1着流し)
☆有馬記念(G1) 3歳上 中山 芝2500m(Aコース) 晴・良
有馬記念はシンボリクリスエスが9馬身差圧勝で引退レースを飾る!という衝撃
的かつドラマチックな結果に終わりましたが、残り600mからの瞬発力勝負に
なればこの馬の右に出るものはいませんでしたね。直線を向いた時にはすでに先
に行くリンカーンに並びかけているという状況も驚きでしたが、それから300
mそこそこの中山の直線でアッという間の9馬身差ですから、これはもう「強い
!!」としか言いようがありませんね。これで現役を引退となりますが、種牡馬
入りのタイミングとしては最高でしょうね。ファーストサイヤーとして生産者に
選ばれる上で最も大切なのは血統よりも現役時代の人々に与えたインパクトです
。同じく有馬記念で引退したアグネスデジタルはすでに能力の下降が見えていた
ので、多くの場合は有馬記念で9馬身差圧勝したシンボリクリスエスの方を記憶
しており、アグネスデジタルの過去の栄光はどうしても霞んでしまいます。実績
では引けを取らない成績を残しているアグネスデジタルですが、引退のタイミン
グを失敗すると種牡馬成功の確率がぐっと下がってしまうために、引き際という
ものに対して非常に考えさせられるレースでもありました。
本命に推したタップダンスシチーが8着に沈み、シンボリクリスエスが圧勝した
結果から、勝ち組の勝利指針が提供した予想についてもっと詳しい説明をする必
要があると感じましたのでここで説明をいたします。
有馬記念の週に大きな話題となった”シンボリクリスエスの和田オーナーが藤澤
調教師に直談判し、今回は積極的にタップダンスシチーをマークする騎乗を依頼
した”件ですが、当方は実際にはこの直談判はペリエ騎手に打診されることはな
いと確信しておりました。ペリエ騎手ほどの超一流騎手に騎乗に注文を出すとい
う愚行は藤澤調教師は行わないだろうと思ったからです。案の定、レース後には
「騎手には何も指示しなかった」と藤澤調教師が自らコメントしていましたので
ペリエ騎手は切れ味を活かすような騎乗に徹すると考えておりました。また、タ
ップダンスシチーに競りかけるだろうと言われていた他の先行勢ですが、ジャパ
ンカップや金鯱賞で刻んだタップダンスシチーのラップを考えるとタップダンス
シチーよりも前に行くということはすなわち暴走ラップを刻むことになるため、
G1を狙う馬、特に菊花賞馬ザッツザプレンティが勝負を捨ててタップダンスシ
チーに競りかけて馬群に沈む愚行はするはずがないと考えておりましたので、結
果タップダンスシチーの速いラップを刻む逃げが見られるだろうと考えて本命と
しました。そうなると瞬発力が武器となるシンボリクリスエスは道中脚を貯める
騎乗は難しいと考えてスタミナ勝負に一日の長があるタップダンスシチー、ザッ
ツザプレンティを本命対抗といたしました。
しかし、レースではザッツザプレンティがなんと1周目の4コーナーでかかって
しまい、それを安藤勝己騎手が折り合わせることをせずに馬の気分に任せて行か
せてしまった事には唖然としてしまいました。かかった馬を抑えるには前にいる
馬の後ろに入れて馬の行きたがる気分を沈めさせることが普通なのですが、安藤
勝己騎手はタップダンスシチーの外に馬を出し、前を遮るものをなくさせたので
馬が喜んで前に前に進んでいってしまったという最悪の騎乗。外枠から馬群の外
を回らされて馬が行きたがってしまうと言う事はよくありますが、わざわざ馬群
の外に出して「行きたがってしまった」というのでは話になりません。今回の安
藤勝己騎手の騎乗は明らかに”へぐり”でした。
それ以外にもタップダンスシチーには敗因はあったようです。ハイペースで逃げ
るザッツザプレンティらが向こう正面でペースダウンした時に自ら交わして行こ
うと佐藤哲騎手が「手応えの割には反応が悪かった」と言うように馬の気分が乗
らなかったような敗戦。「自分の競馬をすれば負けない」と豪語した佐藤哲三騎
手でしたが、スタートから最後まで一回も自分の競馬が出来なかったために見せ
場なく敗退してしまったことは残念で仕方ありません。
レースは後続を進むリンカーン、ゼンノロブロイ、シンボリクリスエスにとって
は速くもなく、普通のペースでした。前を行く馬は前半に飛ばしすぎたために3
コーナー過ぎで勝手に後退したために、積極的にレースを進めたリンカーンが予
想外に早く先頭に立つ競馬。結果として後ろにいるシンボリクリスエスにとって
格好の目標となってしまったことは誤算だったでしょうが、9馬身差と突き放さ
れながらも2着は死守したのですから価値がある2着でしたね。ゼンノロブロイ
は逃げた馬が下がってきたために前が壁になるシーンがあり、菊花賞に続きスム
ーズな競馬が出来なかったように勝負運に見放された印象でした。ツルマルボー
イはあれだけ後方に位置しながらも直線で追い込んできた脚は見事でしたが、中
山2500mは4コーナーからの追い込みは決まりにくいために、4着までが限
界だったようです。2003年最後を飾る有馬記念は予想外の展開となってしま
いましたが、これも競馬です。予想外の展開となってもしっかりと実力を発揮で
きたシンボリクリスエスが最強ということは間違いありませんでした。この馬が
種牡馬として成功してくれる事を大いに期待しております。
◎ 6.タップダンスシチー
○ 8.ザッツザプレンティ
▲12.シンボリクリスエス
△ 3.リンカーン
△ 2.ゼンノロブロイ
△10.アクティブバイオ
タップダンスシチーとシンボリクリスエスはどちらが能力が上なのか?タップダ
ンスシチーはジャパンカップで見せたようにラップを緩めずにスピードの持続力
を武器に後続に脚を使わせるという非常に隙のないラップで逃げる事が出来る、
最近では非常に珍しいタイプの馬で、この馬が先手を取った場合には切れ味勝負
の馬は追走に脚を使ってしまうためにいつもの末脚を使えないレースが多く見ら
れた。そういった意味では切れ味勝負が持ち味のシンボリクリスエスにとっては
最大の難敵と言える相手である。昨年の有馬記念は逃げるタップダンスシチーを
わずかに1/2馬身差交わして栄冠を手に入れる事が出来たが、昨年はシンボリ
クリスエスは55キロとタップダンスシチーとの斤量差が2キロあった。しかし
今年に入り同じ58キロを背負って戦った2戦はともにタップダンスシチーの後
塵を拝しているという現実を冷静に見比べてみるとタップダンスシチーの方がシ
ンボリクリスエスよりも強いという事実が浮かび上がってきた。現在の馬場状態
を考えると前はそう簡単に止まらないはずで、昨年と同じように残り1000m
からのロングスパートをかけられればシンボリクリスエスの追撃を完封出来ると
判断した。今回は積極的にタップダンスシチーを捕まえる競馬をすると考えられ
ているザッツザプレンティとシンボリクリスエスが相手本線。持久力という面で
はステイヤーとしての資質が高いザッツザプレンティが直線でシンボリクリスエ
スを競り落としても何ら不思議はない。瞬発力勝負では分が悪いが今回はそうい
った流れにはなりそうもなく、タップダンスシチーが速すぎるスパートをかけれ
ばザッツザプレンティの逆転の目があってもおかしくない。いずれにしてもタッ
プダンスシチー、ザッツザプレンティ、シンボリクリスエスの3頭の競馬が濃厚
と考えている。
連下と言うよりも3着争いとなりそうな感じもあるが、スタミナの要求された今
年の菊花賞で好走したリンカーン、ゼンノロブロイもうまく流れに乗れれば通用
してもいい。究極の穴馬として注目しているのはアクティブバイオ。前走のジャ
パンカップではバテバテになりながらもシンボリクリスエスとわずかに0.2秒
差の5着と踏ん張り、現在の充実ぶりが伝わってくる内容だった。ばてても最後
まで踏ん張って3着までに粘り混んでくれれば、高配当は間違いないところ。武
幸四郎騎手の頑張りに期待したい。
【馬連】◎からの流しと○−▲の組み合わせ
【三連複】上記馬のボックス(計20点)
【馬単】推奨なし(購入するならば◎1着流し)
☆有馬記念(G1) 3歳上 中山 芝2500m(Aコース) 晴・良
有馬記念はシンボリクリスエスが9馬身差圧勝で引退レースを飾る!という衝撃
的かつドラマチックな結果に終わりましたが、残り600mからの瞬発力勝負に
なればこの馬の右に出るものはいませんでしたね。直線を向いた時にはすでに先
に行くリンカーンに並びかけているという状況も驚きでしたが、それから300
mそこそこの中山の直線でアッという間の9馬身差ですから、これはもう「強い
!!」としか言いようがありませんね。これで現役を引退となりますが、種牡馬
入りのタイミングとしては最高でしょうね。ファーストサイヤーとして生産者に
選ばれる上で最も大切なのは血統よりも現役時代の人々に与えたインパクトです
。同じく有馬記念で引退したアグネスデジタルはすでに能力の下降が見えていた
ので、多くの場合は有馬記念で9馬身差圧勝したシンボリクリスエスの方を記憶
しており、アグネスデジタルの過去の栄光はどうしても霞んでしまいます。実績
では引けを取らない成績を残しているアグネスデジタルですが、引退のタイミン
グを失敗すると種牡馬成功の確率がぐっと下がってしまうために、引き際という
ものに対して非常に考えさせられるレースでもありました。
本命に推したタップダンスシチーが8着に沈み、シンボリクリスエスが圧勝した
結果から、勝ち組の勝利指針が提供した予想についてもっと詳しい説明をする必
要があると感じましたのでここで説明をいたします。
有馬記念の週に大きな話題となった”シンボリクリスエスの和田オーナーが藤澤
調教師に直談判し、今回は積極的にタップダンスシチーをマークする騎乗を依頼
した”件ですが、当方は実際にはこの直談判はペリエ騎手に打診されることはな
いと確信しておりました。ペリエ騎手ほどの超一流騎手に騎乗に注文を出すとい
う愚行は藤澤調教師は行わないだろうと思ったからです。案の定、レース後には
「騎手には何も指示しなかった」と藤澤調教師が自らコメントしていましたので
ペリエ騎手は切れ味を活かすような騎乗に徹すると考えておりました。また、タ
ップダンスシチーに競りかけるだろうと言われていた他の先行勢ですが、ジャパ
ンカップや金鯱賞で刻んだタップダンスシチーのラップを考えるとタップダンス
シチーよりも前に行くということはすなわち暴走ラップを刻むことになるため、
G1を狙う馬、特に菊花賞馬ザッツザプレンティが勝負を捨ててタップダンスシ
チーに競りかけて馬群に沈む愚行はするはずがないと考えておりましたので、結
果タップダンスシチーの速いラップを刻む逃げが見られるだろうと考えて本命と
しました。そうなると瞬発力が武器となるシンボリクリスエスは道中脚を貯める
騎乗は難しいと考えてスタミナ勝負に一日の長があるタップダンスシチー、ザッ
ツザプレンティを本命対抗といたしました。
しかし、レースではザッツザプレンティがなんと1周目の4コーナーでかかって
しまい、それを安藤勝己騎手が折り合わせることをせずに馬の気分に任せて行か
せてしまった事には唖然としてしまいました。かかった馬を抑えるには前にいる
馬の後ろに入れて馬の行きたがる気分を沈めさせることが普通なのですが、安藤
勝己騎手はタップダンスシチーの外に馬を出し、前を遮るものをなくさせたので
馬が喜んで前に前に進んでいってしまったという最悪の騎乗。外枠から馬群の外
を回らされて馬が行きたがってしまうと言う事はよくありますが、わざわざ馬群
の外に出して「行きたがってしまった」というのでは話になりません。今回の安
藤勝己騎手の騎乗は明らかに”へぐり”でした。
それ以外にもタップダンスシチーには敗因はあったようです。ハイペースで逃げ
るザッツザプレンティらが向こう正面でペースダウンした時に自ら交わして行こ
うと佐藤哲騎手が「手応えの割には反応が悪かった」と言うように馬の気分が乗
らなかったような敗戦。「自分の競馬をすれば負けない」と豪語した佐藤哲三騎
手でしたが、スタートから最後まで一回も自分の競馬が出来なかったために見せ
場なく敗退してしまったことは残念で仕方ありません。
レースは後続を進むリンカーン、ゼンノロブロイ、シンボリクリスエスにとって
は速くもなく、普通のペースでした。前を行く馬は前半に飛ばしすぎたために3
コーナー過ぎで勝手に後退したために、積極的にレースを進めたリンカーンが予
想外に早く先頭に立つ競馬。結果として後ろにいるシンボリクリスエスにとって
格好の目標となってしまったことは誤算だったでしょうが、9馬身差と突き放さ
れながらも2着は死守したのですから価値がある2着でしたね。ゼンノロブロイ
は逃げた馬が下がってきたために前が壁になるシーンがあり、菊花賞に続きスム
ーズな競馬が出来なかったように勝負運に見放された印象でした。ツルマルボー
イはあれだけ後方に位置しながらも直線で追い込んできた脚は見事でしたが、中
山2500mは4コーナーからの追い込みは決まりにくいために、4着までが限
界だったようです。2003年最後を飾る有馬記念は予想外の展開となってしま
いましたが、これも競馬です。予想外の展開となってもしっかりと実力を発揮で
きたシンボリクリスエスが最強ということは間違いありませんでした。この馬が
種牡馬として成功してくれる事を大いに期待しております。
Posted by kachigumiinfo at 23:50
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